- 依頼者の属性:
- 30代
- 男性
- 会社員
- 相手の属性:
- 30代
- 女性
- 会社員
- 受任内容:
- 監護者指定
- 子の引渡しの審判
家庭内別居状態であった当事者は、相手方(妻)が一人で自宅を退去する形で別居が開始されました。
相手方が退去して以降、子どもたちの監護養育は依頼者が一手に担っていました。
ある日、依頼者が家に帰ると、子の1人だけいなくなっていました。
依頼者が相手方へ連絡するも繋がらず、居所も把握できていませんでした。
数か月後、依頼者は、連れ去られてしまった子を連れ戻すべく、弊所に相談に来られました。
弁護方針・弁護士対応
連れ去られて既に数カ月が経過していました。
その間、依頼者と子との交流は断絶されていました。
そこで、担当弁護士は、(1)監護者指定・子の引渡しの審判と保全手続きを申立てると同時に、(2)相手方に対して面会交流の提案を行いました。
面会交流については、早期に弊所キッズルームにて実施することができ、数カ月ぶりに依頼者と子とが交流することができました。その後も、担当弁護士が窓口になり、定期的に面会交流が実施されていました。
裁判手続きにおいては、双方主張・立証を繰り返し、家庭裁判所の調査官調査も実施されました。
調査報告書は「相手方の監護のままで問題ない」としつつも「充実した父子交流が重要である」といった内容でした。
弁護士法人ALG&Associates
埼玉法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
依頼者と協議した結果、充実した面会交流が確保できるのであれば、和解(監護者を相手方に指定すること)でもよいという方針になりました。
そこで、担当弁護士は、裁判官や調査官も交え、相手方と面会交流の頻度等の調整を行いました。
結果、充実した面会交流を確保することができ、和解にて解決するに至りました。